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2022 年度 研究成果報告書

マダニ媒介新興リケッチア目細菌群の潜在する感染リスクに関する総合的解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07499
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49050:細菌学関連
研究機関静岡県立大学

研究代表者

大橋 典男  静岡県立大学, 食品栄養科学部, 教授 (10169039)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードRickettsiales / Rickettsia japonica / Japanese spotted fever / Ehrlichia / Tick
研究成果の概要

本研究では、マダニ媒介新興リケッチア目細菌群の潜在する感染リスクの解明を目指した。得られた成果としては、(i)マダニには、複数の病原性リケッチア目細菌を保有する個体が存在し、それによる混合感染の発生が危惧されること、(ii)日本国内のマダニには、「エーリキア症」を引き起こす可能性のあるヒト感染型Ehrlichiaが潜在すること、(iii)日本紅斑熱における重症化リスクには、血液中のリケッチア量や日和見感染菌との混合感染が関与しているかもしれないこと、などである。本研究で得られた知見は、今後、国内のダニ媒介感染症の制御や治療に大きく貢献するものと考える。

自由記述の分野

微生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義としては、(i) マダニ1個体において、複数の病原性リケッチア目細菌の混在が明らかになったこと、(ii) 日本国内のマダニには、ヒトに感染性を示すEhrlichia属菌が潜在していること、(iii) 日本紅斑熱の重症化リスクには、血液中のリケッチア量や日和見感染菌との混合感染が係わっている可能性があること、などである。社会的意義としては、公衆衛生学上、啓発活動に役立つ知見が得られたこと、および日本紅斑熱の治療において、重症化を抑えるヒントとなる情報が得られたこと、などである。

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公開日: 2024-01-30  

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