研究課題
本研究では、レプリコン細胞や感染性ウイルスを用いてデングウイルスの複製に関与する新規宿主因子を同定し、ウイルス複製制御機構を明らかにするとともに、抗ウイルス候補化合物を見出すことを目的としている。今年度はこれまでに決定したsiRNAの導入条件のもと解析をおこなったが、ルシフェラーゼ活性の減少が認められなかったことから、標的遺伝子ならびにタンパク質の発現量を解析した結果、抑制率が不十分であることが判明した。そこで再度、レプリコン細胞を用いてsiRNAの導入方法(siRNAの濃度、試薬、処理時間)の検討をおこなった。
3: やや遅れている
本課題を遂行するための条件検討に予想以上に時間を要してしまったことから当初の計画に比べやや遅れている。
改めて定めた条件を用いてレプリコン細胞にsiRNAを導入しルシフェラーゼ活性を定量することによって、ウイルス複製に関与する宿主因子の絞り込みを試みる。
実験の進捗状況に遅れが生じたため。また、参加を予定していた学会がWeb開催であったため旅費について次年度使用することにした。
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