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2022 年度 研究成果報告書

悪性脳腫瘍の不均一性と治療抵抗性に働く細胞系譜転換の分子基盤

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07566
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分50010:腫瘍生物学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

小林 昌彦  金沢大学, がん進展制御研究所, 助教 (70285633)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードグリオーマ
研究成果の概要

悪性脳腫瘍である膠芽腫では、再発時に治療抵抗性のmesenchymal型腫瘍に変化する細胞系譜転換が問題になっている。この細胞系譜転換とmesenchymal型腫瘍の治療抵抗性の機構を明らかにするために、mesenchymal型腫瘍と治療抵抗性のマーカーであるCD44を指標に解析し、低酸素状態やOLIG2が、CD44の発現と治療抵抗性を抑制することを見出した。また、RNA-seqの結果をもとに、リソソームが治療抵抗性に関与していることを見出し、リソソームの阻害によって治療抵抗性が抑制されることを明らかにした。

自由記述の分野

腫瘍生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

膠芽腫(グリオブラストーマ)の細胞系譜転換のメカニズムを明らかにし、治療抵抗性に働く経路を特定した本研究成果をさらに発展させることによって、治療抵抗性腫瘍に対しても、これまでの治療法をより効果的に作用させる方法の開発につながるものと考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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