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2022 年度 研究成果報告書

MLL遺伝子変異による大腸癌進展のメカニズム解析

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07574
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分50010:腫瘍生物学関連
研究機関長崎大学

研究代表者

米田 光宏  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 講師 (80508367)

研究分担者 伊藤 敬  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (90306275)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード大腸癌
研究成果の概要

白血病原因遺伝子の一つであるMLLノックダウンにより、MLL遺伝子変異を有する大腸癌細胞の細胞増殖が抑制された。しかし、変異のない大腸癌細胞の細胞増殖は抑制されなかった。
さらに、MLL4遺伝子変異特異的な標的遺伝子を同定するため、MLL4遺伝子変異の有る細胞と無い細胞において、MLL4をノックダウンした。これらの細胞由来のRNAサンプルを精製し、RNA-seqを行うためのライブラリーを作製した。
メカニズム解明のためのin vitro転写の材料として、MLLファミリー共通の複合体構成因子にFlagやHA、およびHisタグなどを付加した組換えタンパク質を作製し、MLL複合体の形成を確かめた。

自由記述の分野

癌

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、ヒストンH3リシン4番目(H3K4)メチル化酵素Mixed Lineage Leukemia (MLL)の遺伝子変異がエピゲノム変化をもたらし、細胞を癌化させる分子メカニズムを解明することが最終目標である。MLL遺伝子変異を有する(変異型MLL)大腸癌細胞においてMLLの標的癌遺伝子または癌抑制遺伝子を網羅的に同定し、癌化経路特定の足がかりとする。
本研究は、MLL遺伝子変異を有する固形癌に対する早期診断・予後診断や、より有効な分子標的療法の発見につながる礎となる可能性を秘めている。

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公開日: 2024-01-30  

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