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2022 年度 研究成果報告書

がん幹細胞のリン酸化シグナルの解析による治療標的分子の探索

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07600
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分50010:腫瘍生物学関連
研究機関藤田医科大学

研究代表者

渡辺 崇  藤田医科大学, がん医療研究センター, 准教授 (10402562)

研究分担者 柳 久乃  藤田医科大学, 医学部, 助教 (40868949)
天野 睦紀  名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (90304170)
下野 洋平  藤田医科大学, 医学部, 教授 (90594630)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードがん幹細胞 / リン酸化 / シグナル伝達
研究成果の概要

がん幹細胞は自己複製能と多分化能、強い造腫瘍性、治療抵抗性といった特徴を有し、がんの再発や転移の原因とされている。近年、がん幹細胞が様々な要因で不均一性を示し、環境の変化に適応できる特定のがん幹細胞が再発や転移を担うことが明らかになっている。本研究では、遺伝子導入により人工的に作製されたがん幹細胞や、ヒト乳がん移植モデル(PDX)のがん幹細胞をモデルとした。リン酸化プロテオミクス、遺伝子発現解析、生化学や細胞生物学的な手法を用いて、がん幹細胞の不均一性を決定するリン酸化タンパク質の同定と、その機能解析を行うことで、がん幹細胞の不均一性がもたらす悪性度についての病理診断マーカーを提案する。

自由記述の分野

細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

がんの不均一性は遺伝的要因と非遺伝的要因により制御される。昨今の次世代シークエンサーの技術革新により遺伝的要因については研究が進んでいるもの、非遺伝的要因は不明な点が多い。本研究は、がんの再発や転移の原因とされているがん幹細胞の不均一性を制御するリン酸化シグナルの一端を明らかにした点で学術的意義が高い。
がん幹細胞はがんの再発や転移の元とされているため、がん幹細胞を駆逐することががんの根治の鍵となる。本研究で明らかになったがん幹細胞の不均一性を制御するリン酸化シグナル、リン酸化タンパク質ががんの悪性度についての病理診断マーカー、治療標的となる可能性がある。

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公開日: 2024-01-30  

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