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2022 年度 研究成果報告書

Talin1によるインテグリン活性化を介した神経膠(芽)腫悪性化メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07624
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分50010:腫瘍生物学関連
研究機関関西医科大学

研究代表者

池田 幸樹  関西医科大学, 医学部, 助教 (10633026)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードインテグリン / 神経膠芽腫 / 阻害薬
研究成果の概要

神経膠芽腫(GBM)におけるインテグリン活性化による増悪化のメカニズムについて明らかにする上で、インテグリンを抑制する新規薬剤を開発した。この薬剤は顕著ながん増殖阻害効果が観察され、一方で、正常細胞においてはGBM細胞に比べて薬剤が効きにくいことを明らかにした。これらのことはインテグリンがGBM細胞の増悪化に寄与していることを強く示唆している。さらにこの薬剤を作用させたGBM細胞からRNA抽出を行い、トランスクリプトーム解析を実施した。その結果、GBM細胞におけるインテグリン活性化による新たなシグナル伝達メカニズムと複数の下流経路について明らかにした。

自由記述の分野

創薬科学, がん生物学, 細胞生物学, 生化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

GBMは難治性希少疾患であり、有効な治療法が存在していないことから、治療法の開発に繋がる基礎研究の発展が求められている。本研究において開発した新規インテグリン阻害薬は正常細胞に効きにくく、かつ目的とするGBM細胞に効果的であった。今後、この作用機序が明らかになることで、GBM病態に対する新たな治療戦略に発展する可能性が大きいことが示唆された。

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公開日: 2024-01-30  

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