• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 実施状況報告書

青斑核ノルアドレナリン系神経の機能障害が初期アルツハイマー病脳内環境に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 20K07744
研究機関帝京大学

研究代表者

林 俊宏  帝京大学, 医学部, 教授 (60505890)

研究分担者 磯尾 紀子  帝京大学, 医学部, 講師 (90548330)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
キーワードアルツハイマー病
研究実績の概要

新型コロナウイルス感染症蔓延状況のために先行させた細胞生物学的実験や生化学実験と短期間で完了する予備実験を実施した。 LC/NA系の慢性機能修飾を行う 実験条件の1つとして、アルツハイマー病を模して青斑核ノルアドレナリン系の変性を引き起こすシードとなる異常リン酸化タウ凝集体を注入する実験を計画し ているが、それに用いる異常リン酸化タウ凝集体を、P301Sなど複数の点変異をコードするプラスミドを導入した培養 Neuro2a細胞株を樹立した。また脳定位的微量注 入法の立ち上げを行った。そして取得した異常タウ凝集体がシード能を持ち細胞間伝播されることを確認して,さらなる解析を行っている。また、広視野顕微鏡大脳皮質イメージング法(カルシウム信号CaSと内因性信号OIS)とファイバーフォトメトリー法を立ち上げた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウイルス感染蔓延状況による様々な影響により、当初2年間の研究の遂行は計画よりも遅れていたが、動物モデル実験よりもサイクルの短い細胞実験 と生化学実験を優先して行い、その成果の一部は論文報告した。2022年度に新たな研究協力者を2名講座に迎え、動物実験系や光学神経活動計測系も立ち上がり、最近は順調に進捗している。

今後の研究の推進方策

細胞実験・生化学実験が当初計画よりも拡充して成果の一部は発表し、引き続き推し進めるとともに、動物モデル実験系や計測系も立ち上がりつつあるので、当初の計画に沿った研究を 行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染症蔓延状態による様々な影響により予定していた実験の一部を先送りとして次年度使用額が生じたため、当初の計画に沿って研究を行い予算を執行する予定である。

URL: 

公開日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi