研究実績の概要 |
申請者は共同研究者としてカイニン酸受容体のかゆみへの関連について、ひっかき行動などの行動実験とc-Fosタンパクによる免疫組織学的実験により、特にヒスタミン系に関連することを明らかにし、現在論文投稿中である(Haruta-Tsukamoto, Funahashi et. al.)。また、ダイノルフィン作動性神経が扁桃体から傍大脳核へ投射しかゆみを制御していることを光遺伝学的操作により明らかにして、現在論文投稿中である(Funahashi, Pavlenko, Akiyama et. al.)。これはひっかき行動の数をかゆみの指標、ハーグリーブス試験による熱による刺激、von Freyフィラメントによる機械的刺激を疼痛の指標、神経の活動性をc-Fosタンパクを指標に、またオープンフィールド試験、高架式十字迷路試験、尾懸垂試験などで不安や活動性を副項目として評価した。いずれも現在投稿中であり、学会発表や論文掲載の折に詳しく記載する予定とする。
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