白血病細胞の遺伝子変異の情報、白血病細胞の培養系を用いた細胞レベルでの薬剤の効果、薬剤が細胞に曝露された時の細胞内シグナル蛋白レベルでの解析結果を統合した検査法を開発した。さらにこの検査法を用いて、新規の分子標的薬の候補となる低分子化合物の探索した。この3年間に4編の英文原著論文を発表した。1)SIRT1活性化剤のNOTCHとNF-κBシグナルの抑制を介したTリンパ芽球性白血病細胞の増殖抑制、2)メトホルミンのAXL受容体の発現を抑制した骨髄性白血病細胞の増殖抑制、3)HOXA9阻害剤の急性骨髄性白血病細胞の増殖抑制、4)TYRO3ノックダウンによる骨髄性白血病細胞の増殖抑制
|