現在までに構築した地域在住高齢者コホート、海外コホート、さらには通所リハビリテーション利用者といった集団を用いて高齢者の活動性低下、フレイル、サルコペニアや骨粗鬆症といった高齢者の活動性低下に影響を及ぼす疾患に関連する因子を探索した。その結果、血中の終末糖化産物濃度や窒素酸化物(NOx)濃度を新規バイオマーカーとして同定した。またコロナ禍における生活習慣の変化が高齢者の活動性低下と関連することも明らかにした。さらに早期閉経がフレイル発症のリスクとなることも見出した。新規簡易サルコペニアスクリーニング方法としてペットボトルの開栓能力の有無でサルコペニアの有無を判別できることを見出した。
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