研究課題/領域番号 |
20K07794
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
坂本 昌也 国際医療福祉大学, 国際医療福祉大学三田病院, 教授 (40419742)
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研究分担者 |
西川 正子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (50373395)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | HbA1c値変動 / 2型糖尿病 |
研究実績の概要 |
本研究は、“HbA1c値変動”のリスクを具体的に数値化し、2型糖尿病患者における心血管死軽減のための“HbA1c値変動”予測モデルの構築(研究計画①:JDDMでの検証、研究計画②:外部データでの検証)、リスクマーカ-作成(研究計画③:心血管イベント死との関連性の検討)として確立する事を目的としていた。現在①のJDDMでの検証を実施しており、時間の関係もあり、外部データに関しては、JDDMでの別サンプルでの検証をする事とした。既にデータは取得済みであり、クリーニング等も実施しており、検証中である。また本研究の大きな目的は具体的な予測式を立てること、それがリスクマーカーとして可能かどうかである。心血管イベントに関しては、代表される指標として可能なもとして、糖尿病性腎症の進展として検証が進んでいる。具体的には尿アルブミン値とeGFR値の悪化で検証される事も決HbA1c値の変動が腎症悪化に繋がる事までは検証し、さらに予測式でその検証が可能であるか否かを解明中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究担当者が一部退職した事に加え、研究代表者の所属先が変更になったことで大幅に研究の進行が遅れていた。生データのクリーニングなどの解析も始めからやり直して経緯などもあった。またコロナ渦もあり研究分担者などと十分なmeetingが進まない状況もあいまった。
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今後の研究の推進方策 |
既に生データの収集並びに異常値などのクリーニングは終了しており、過去データからのHbA1c変動の予測値は完成の域に達している。これらを既に収集している、予測値を算出したデータとは別のサンプルからのデータで検証が可能であるか否かの検証に入っている。研究担当者の一部変更などにより、進捗が遅れていたが、現在は全て人員も揃っており、研究推進に問題はないと考えられる。2023年度においては一部国際学会で発表が出来る段階まで進んでおり、一定の見解が得られ、論文化予定でもある。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究人員の退職並びに新規人員確保に時間を要した。また主研究者(坂本昌也)の所属先移籍に伴う、研究データの整理に時間がかかった。最終的にはデータを新規再抽出となった。
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