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2020 年度 実施状況報告書

長期治療をともなう乳がん患者の治療アドヒアランスに及ぼす要因と治療継続への影響

研究課題

研究課題/領域番号 20K07835
研究機関帝京大学

研究代表者

松田 彩子  帝京大学, 医学部, 助教 (30618997)

研究分担者 小林 国彦  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (30205455)
山岡 和枝  帝京大学, 公私立大学の部局等, 客員教授 (50091038)
井上 賢一  埼玉県立がんセンター(臨床腫瘍研究所), 臨床腫瘍研究所, 科長(兼)部長 (70443059)
研究期間 (年度) 2020-02-01 – 2025-03-31
キーワードアドヒアランス / がん患者
研究実績の概要

長期治療をともなう術後内分泌療法を受ける乳がん患者において、多くの患者が最後まで治療を続けられず、治療の継続は課題のひとつである。本研究では、治療継続するために治療アドヒアランス(患者が治療方針の決定に賛同し積極的に治療を受けること)に着目し、2つの観点から検討を行う。主要目的:治療期間のなかで治療アドヒアランスに及ぼす要因は何か。副次的目的:治療アドヒアランスの有無によって治療継続期間に違いがあるか。本研究により、治療アドヒアランスに及ぼす要因および治療継続との関係が明らかになることで、医療従事者の治療アドヒアランスに関する認識が広がり、患者の治療アドヒアランスを高める取り組みにつながることが期待される。そして長期治療をともなう乳がん患者の治療継続につながり、ひいては患者の病態の改善につながると考える。
研究協力者であるオランダのライデン大学で乳がん患者を対象にしたQOL研究などで活躍しているProf. Kaptein、Dr. Kroep、Dr.Fischer、Dr. Ramaiより、研究計画について検討を実施し、研究計画書を作成した。
研究実施にあたり埼玉県立がんセンターに倫理申請を行う。承認後、分担研究者の埼玉県
立がんセンター 乳腺腫瘍内科 井上賢一医師および研究協力者の籾山愛美CRC(治験コー
ディネーター)のもと実地調査を行う。現在、研究計画を埼玉県立がんセンターのIRBに申請している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究代表者の育児休業取得およびコロナ禍のためやや研究が遅れている。

今後の研究の推進方策

IRB承認後、埼玉県立がんセンター乳腺外科を主体にキックオフミーティング開催後,試験開始する

次年度使用額が生じた理由

研究代表者の育児休業取得やコロナ禍で研究がやや進行がおくれているため、未使用額が生じた。今後、当初所要予定であった研究遂行にあたり必要な調査準備品費や論文校正や掲載費に使用する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [国際共同研究] Leiden University Medical Center(オランダ)

    • 国名
      オランダ
    • 外国機関名
      Leiden University Medical Center
  • [雑誌論文] Psychosocial determinants of adherence with oral anticancer treatment: ‘we don’t need no education’2020

    • 著者名/発表者名
      Kaptein Adrian A.、Schoones Jan W.、van der Meer Pim B.、Matsuda Ayako、Murray Michael、Heimans Lotte、Kroep Judith R.
    • 雑誌名

      Acta Oncologica

      巻: 60 ページ: 87~95

    • DOI

      10.1080/0284186X.2020.1843190

    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2021-12-27  

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