研究課題
終末期がん患者ではランダム化比較試験等の実施が困難であり、またランダム化比較試験の集団と比べると、実臨床の集団は脆弱性が極めて高く、介入試験の結果をそのまま臨床応用できないという問題点がある。本研究は、緩和治療のレジストリ研究であり、終末期がん患者の難治性症状に対する薬物療法のリアルワールドでの安全性・有効性を明らかにすることを目的とした研究である。対象となる難治性症状および症状緩和治療について、あらかじめ研究協力者と協議してリアルワールドでの症例数、治療内容、アウトカム指標を整理したうえで、webベースのレジストリを用いて研究参加施設から臨床データを収集し、治療の安全性・有効性を明らかにするという手順で研究を進める。2024年度は研究協力者と共同して、オピオイド誘発性便秘症(Shimizu M, Maeda I. Support Care Cancer. 2024 Jul 10;32(8):504.)、せん妄(Hasegawa T, Maeda I. J Palliat Med. 2025 Apr;28(4):437-445.)、呼吸困難(Hasegawa T, Maeda I. Cancer Med. 2025 Feb;14(3):e70677.)、予後予測(Mori M, Maeda I. J Palliat Med. 2025 Mar;28(3):345-350.)に関する臨床データをまとめて報告したことが主な成果である。1年の延長を含む5年間の研究期間中に20本を超える査読論文を報告し、世界的にもエビデンスの少ない緩和ケア・終末期ケア領域での国内の多施設研究の基盤構築に大いに貢献するものとなったと考えられる。本研究で構築された研究体制が存続し、臨床に資するエビデンスが多数発信されることが期待できる。
すべて 2025 2024
すべて 雑誌論文 (12件) (うち査読あり 12件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)
BMJ Support Palliat Care .
巻: epub ページ: -
10.1136/spcare-2025-005530.
Journal of Palliative Medicine
巻: - ページ: -
10.1089/jpm.2024.0090
Cancer Med.
巻: 3 ページ: e70677
10.1002/cam4.70677.
J Palliat Med.
巻: 3 ページ: 345-350
10.1089/jpm.2024.0334.
Am J Hosp Palliat Care.
10.1177/10499091241313299.
J Palliat Med
10.1089/jpm.2024.0348.
BMJ Open.
巻: 10 ページ: e085315
10.1136/bmjopen-2024-085315.
Palliative Medicine Reports
巻: 5 ページ: 408~416
10.1089/pmr.2024.0036
Palliat Support Care.
巻: e12 ページ: -
10.1017/S1478951524001135.
Cancer Control.
10.1177/10732748241274216.
Support Care Cancer.
巻: 32(8) ページ: 504-512
10.1007/s00520-024-08716-8.
巻: 32(7) ページ: 490-500
10.1007/s00520-024-08708-8.