研究課題
最終年度としてこれまでの研究の統括をした。前年度までパーキンソン病では運動野の神経可塑性誘導障害が生じており、可塑性障害の程度は動作緩慢と強く相関することが示されていたことを踏まえて、パーキンソン症候群の一つである進行性格上性麻痺においても運動野の神経可塑性を検討した。その結果、進行性格上性麻痺においても運動野の神経可塑性誘導は障害されており、やはり動作緩慢と相関がみられた。運動野の可塑性は運動症状に強く関連することが示唆された。更に、軽度認知障害患者においても、運動野神経可塑性誘導を分析し、可塑性誘導が障害されていることが示され論文に報告した。以上の結果から、神経可塑性を神経変性疾患の症状や診断のバイオマーカーに用いることができる可能性が示唆された。これらの結果は学会においても発表した。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (13件) (うち招待講演 4件)
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