研究課題
基盤研究(C)
本研究では,原発性進行性失語症(PPA)の診断基準に基づいて,10種類の言語検査を115例に実施した。そのうち,ALS,PD,AD,PSPという4つの神経変性疾患の患者群と対照群を比較した。結果として,各群には特徴的な言語障害のパターンが見られた。また,スクリーナーの10項目は,PSP群を除いて,高い識別能力を示した。.
脳神経内科学
本研究は比較的簡便に神経変性疾患(PPA,FTD, ALS, AD, PD, PSP,等)を含めた神経変性疾患における言語機能を評価できる可能性がある.さらに疾患による言語の特徴を描出できる可能性も示唆された.検査自体は今後オンディマンドでの実施によりより簡便になりうる.論文発表やホームページに掲載することにより本検査法を全国的に周知することにより,変性疾患による異常の早期発見にも寄与すると考えられる.