αシヌクレイン(α-Syn)凝集体(mPFFs)をマウス脳内に接種し、病理進展と睡眠表現型の関連性を検証した。SNCA A53T変異マウスの線条体にmPFFsを投与すると、1ヶ月後に大脳皮質、海馬・脳幹部の橋脚被蓋核(PPT)のコリン作動性ニューロンにリン酸化α-Synで染色されるmPFFsが伝播・蓄積し、REM睡眠の増加、REM睡眠行動異常(RBD)様表現型を示すことを明らかにした。(Okuda S., Egawa N et al. IJMS 2022)次に、嗅球にmPFFsを投与し、REM睡眠構造の異常とその神経回路異常を明らかにし、ウイルスベクターを用いてレム神経回路の制御を実施した。
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