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2022 年度 研究成果報告書

バイオ3Dプリンターを用いた脳アミロイド血管症モデルの病態機序の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07890
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52020:神経内科学関連
研究機関佐賀大学

研究代表者

原 英夫  佐賀大学, 医学部, 客員研究員 (00260381)

研究分担者 中山 功一  佐賀大学, 医学部, 教授 (50420609)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード脳アミロイド血管症 / バイオ3D プリンター / スフェロイド / Aβ40/42 / アミロイド前駆蛋白遺伝子
研究成果の概要

我々はバイオ3Dプリンターを用いて、ヒト由来の細胞から成る血管構造体を作成し、血液脳関門の構造・機能を持った脳アミロイド血管症モデルを作成した。線維芽細胞、臍帯静脈内皮細胞、アストロサイト、ペリサイト細胞を培養し、バイオ3Dプリンターを用いて、スフェロイドを剣山上に積層しチューブ型に形成して還流培養を行い、7日後に構造体を剣山から外し、蛍光ラベルAβ40を添加した。蛍光免疫染色では、Aβ40は大動脈平滑筋細胞内部やその周囲に多く見られた。大動脈平滑筋細胞・内皮細胞の構造は保たれていた。この血管状構造体を、張力計を用いて引張試験を行ったところAβ投与により組織が硬化して弾力が失われていた。

自由記述の分野

神経内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

脳アミロイド血管症の病態機序や治療法は未だ解明されていない。この研究により脳アミロイド血管症のモデル血管をin vitroで作成することにより、血管壁のAβ沈着を除去できる様々な治療法の開発に応用できると考えられる。また血管壁にAβ沈着するメカニズムも解明できた場合には、予防的な治療法の開発にもつながると考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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