研究課題/領域番号 |
20K07916
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
大森 一郎 福井大学, 学術研究院医学系部門, 准教授 (60836899)
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研究分担者 |
丁 ミンヨン 福井大学, 学術研究院医学系部門, 客員准教授 (10774466)
小坂 浩隆 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (70401966)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 大うつ病 / 経頭蓋直流電気刺激 / デフォルト・モード・ネットワーク |
研究実績の概要 |
安静時脳機能 MRI で明らかにされるデフォルトモードネットワークの機能的連結(functional connectivity)の強さが、経頭蓋直流電気刺激(tDCS)のうつ病に対する治療効果を予測することが可能かどうかを検討する。入院中の大うつ病患者に対し経頭蓋直流電気刺激(tDCS)治療 1クール(2週間、通電回数10回)を行う。tDCS 施行中はそれまで使用していた向精神薬は変更せず、同量で継続する。安静時 fMRIのデータから、賦活されるデフォルトモードネットワーク (DMN)の部位を同定し、その機能的連結(functional connectivity)の強さを定量化し、抑うつ症状との関連を見る。 本年度は、本研究の対象となる、選択基準を満たす患者を、福井大学精神科入院中の患者からリクルートすることができなかった。主に、精神疾患を持つ患者の、デフォルト・モード・ネットワークの評価を行った。また、関連する先行研究の論文を集めて、文献レビューを行い、研究計画を精緻化している。また、グループメンバーでtDCSの操作手順の技術を洗練させている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本研究の対象となりうる、選択基準を満たす大うつ病患者を、福井大学精神科入院中の患者からリクルートすることができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
研究の対象となる患者のリクルート状況を改善できるよう、これまで以上に、外来および病棟における患者の評価を十分に行い、声掛けをすすめる。
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次年度使用額が生じた理由 |
当該年度に、情報収集のための学会に参加する予定だったが、コロナ禍のため参加しないことにしたため旅費について未使用額が生じた。このため、次年度において、未使用額は学会参加時の経費にあてることにしたい。
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