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2022 年度 研究成果報告書

「前頭葉機能に注目した自動車運転能力評価法の確立と事故予測への適用」を目指す研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07947
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52030:精神神経科学関連
研究機関高知大学

研究代表者

藤戸 良子  高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 講師 (30527594)

研究分担者 上村 直人  高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 准教授 (10315004)
数井 裕光  高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (30346217)
加藤 徳明  産業医科大学, 医学部, 非常勤医師 (50593365)
篠森 敬三  高知工科大学, 情報学群, 教授 (60299378)
樫林 哲雄  高知大学, 医学部, 客員講師 (90403823)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード自動車運転 / 軽度認知障害 / 状態不安 / 運転シミュレーター
研究成果の概要

17例の軽度認知障害(MCI)患者から研究同意が得られた。背景疾患の内訳としてはアルツハイマー病6例,脳血管障害1例,特発性正常圧水頭症1例,皮質基底核変性症1例,背景疾患未確定が7例であった。交通事故との関連性を示す前頭葉機能検査は検出できなかったが,STAIで状態不安が高いことは交通事故との有意な関連性を示した。また,60歳以上のMCI患者では,簡易自動車運転シミュレーター(SiDS)で全員が運転適正なしと判定された。MCIレベルで認知機能低下が軽度であっても,60歳以上の高齢者では医学的には自動車運転能力の低下が認められることが明らかとなった。

自由記述の分野

認知症

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回の研究では,MCIを呈する60歳以上の患者15名では,背景疾患にかかわらず自動車運転シミュレーターでは医学的に運転適正なしと判断された。17名すべての対象者において前頭葉機能含めた認知機能と運転能力・交通事故との関連性は明らかではなかった。一方で交通事故との関連が認められたのは,状態不安であったことから,MCI患者の不安に対する心理的ケアが交通事故リスク低減につながる可能性がある。

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公開日: 2024-01-30  

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