研究課題/領域番号 |
20K07952
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
田ヶ谷 浩邦 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (50342928)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 色覚検査のタブレット端末への移植 / 新型コロナウイルス感染持続による睡眠への影響 / 新型コロナウイルス感染持続による生活の質への影響 |
研究実績の概要 |
令和4年度は,若年者と高齢者で,それぞれ100名ずつの対面調査の準備を進めた.秋より,高齢者の調査を開始し,100名での調査を終了した.ひきつづき,若年者の調査に着手したところである.令和5年度は,若年者の調査を進める. 研究成果:タブレット端末での色覚検査は,紙を用いた検査とほぼ同じ判定が得られるところまで精度が向上した.高齢者では新型コロナウイルス感染拡大に伴う,外食や運動の減少,メディア視聴の増加と,精神的生活の質低下,睡眠の問題増加が関連していることが分かった.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
対面調査が必須であったが,新型コロナウイルス感染拡大により令和2年度は対面調査が実施できず,研究倫理審査など,調査の準備が実行できたのみであった.令和3年度は研究責任者の病気(大動脈解離のため,2回の入院,手術,その後のリハビリテーション)のため,研究にエフォートをさくことができなかった.令和4年度より本格的に調査を開始した.
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今後の研究の推進方策 |
引き続き若年者での調査を進め,研究のまとめにを行う. 色覚検査は現在8台のタブレット端末で呈示しているが,既に使用開始から数年が経過している5台のタブレット端末の液晶画面(バックライト?)が劣化し,表示ムラが生じており,追加調達が必要になると予測される.
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次年度使用額が生じた理由 |
前記の通り,新型コロナウイルス感染拡大により調査が実施できなかった期間があり,さらに研究代表者の病気と療養のため,研究が実施できず研究期間延長としたため,次年度使用額が生じた.23年度に調査用タブレット端末の追加や,学会出張等で計画的に支出する.
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