研究課題
基盤研究(C)
膵癌のダイナミックMRI診断において,呼吸停止下だけで無く自由呼吸下腹部ダイナミックMRIが可能であることが示され,その至適撮像時間分解能は3秒であることが明らかになった.膵癌切除例における膵癌の診断能に関して,高精度ダイナミックMRIはダイナミックCTに匹敵する進達度診断能を有することが明らかとなった.また,膵癌のradiomics解析においては再現性に関して撮像装置間の再現性が不十分で問題になることが明らかとなった.
腹部画像診断
高精度腹部ダイナミックMRIの至適撮像条件が明らかになったことで,膵病変の血行動態解析が進み質的診断や治療効果予測が進歩する可能性がある.また,被ばく低減のため,膵の画像診断において積極的にダイナミックMRIが用いられるようになる可能性がある.