研究課題/領域番号 |
20K07998
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構四国がんセンター(臨床研究センター) |
研究代表者 |
倉田 聖 独立行政法人国立病院機構四国がんセンター(臨床研究センター), その他部局等, 医長 (40423438)
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研究分担者 |
城戸 輝仁 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (50403837)
田邊 裕貴 愛媛大学, 医学部附属病院, 助教(病院教員) (70836189)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 画像診断 / 心筋虚血 / 心筋梗塞 / リスク領域 / 定量評価 / computed tomography / 心臓核医学 |
研究実績の概要 |
本研究は,ボロノイ図という数学的アルゴリズムを用いた分割方法を用いて心臓CTデータ上で冠動脈狭窄の及ぼす支配領域の抽出技術と心臓核医学検査の心筋血流イメージングを統合することで,冠動脈狭窄枝の支配灌流域にある核医学検査の心筋血流製剤の集積をより正確に定量評価し,心臓核医学検査の新たな評価方法を開発することを目的とする.陳旧性心筋梗塞症例において、梗塞責任病変の支配領域の心筋血流製剤(TL)の集積量をCTボロノイ分割による重症度と従来法(17セグメント)と比較した場合に前者の分類が梗塞領域の重症度を評価できることが明らかになった。この研究の一部は、2021年10月にウェビナー開催されたアジアオセアニア放射線学会・カザフスタン放射線学会のシンポジウム(Conjoint session of the AOSR and the RSK - cardiothoracic radiology)の招聘講演で発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナウィルス感染の流行により、ソフトウェアのメンテナンス・アップデートのために技術者が施設内に立ち入り動作確認することがむずかしくなっていたこともあり、ソフトウェアのアップデートは困難になっている。
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今後の研究の推進方策 |
現行のソフトウェアでも解析は可能であるので、狭心症例の解析も進めて、本評価方法の臨床的妥当性の検証していく予定である
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナウィルス感染のパンデミックにより、国内・海外の学会に参加し発表・情報集できていないこと、ソフトウェアのアップデートができていなかったことなどがその原因と考える。
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