研究課題/領域番号 |
20K08013
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
|
研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
研究代表者 |
兼松 伸幸 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 物理工学部, 次長 (10221889)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | carbon-ion radiotherapy / high-LET radiation / biological dose / dosimetry |
研究成果の概要 |
重粒子線治療では、患者体内に投与するビームの薬量を細胞殺傷効果を数値化した生物線量で処方する。これは単に投与エネルギーを数値化する吸収線量を測定するだけの市販の線量計では測定することはできない。本研究では、プロトタイプ生物線量計の設計と制作、ビーム実験による性能評価を実施した。本研究に関係する内容の原著論文5編と総説論文1編を出版 した。
|
自由記述の分野 |
医学物理学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は複雑な最新の医療技術の普及と安全な利用を共に実現することにある。出版された論文は全て炭素イオン線治療のさらなる発展を促進するものであるが、その障害となり 得るのが臨床現場での炭素イオン線の生物学的効果比の計測技術が未確立であることであるため、これを課題とする本研究の 必要性と重要性がますます高まったと言える。
|