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2022 年度 研究成果報告書

物理学的手法と生物学的手法の併用による腫瘍核医学の効果最大化とリスク最小化

研究課題

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研究課題/領域番号 20K08053
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関長崎大学

研究代表者

工藤 崇  長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 教授 (20330300)

研究分担者 井手口 怜子  長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 助教 (10457567)
西 弘大  長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 助教 (10719496)
福田 直子 (森田直子)  長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 技術職員 (90380972)
鈴木 啓司  長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 准教授 (00196809)
上谷 雅孝  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (40176582)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード核医学 / 放射線影響 / DNA損傷 / 被ばく管理
研究成果の概要

PET/CT撮影時の被ばくによるDNA損傷を染色体異常数として捉える研究を行い、PET/CT時にわずかではあるが有意な染色体異常数の増加が見られることが明らかとなった。また、ヨウ素-131による甲状腺癌治療時の生物学的半減期に影響を与える要素として腎機能が同定された。また、PET/CTが表在型食道癌における予後の評価に有用であることが明らかとなり、PET/CTによる被ばくのリスクを超えるベネフィットがあることが明らかとなった。ヨウ素-131治療時の看護者の被ばくについては、ベッドサイドに近づくことを避けることで被ばく低減が得られる可能性が示唆された。

自由記述の分野

核医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、腫瘍核医学における被ばくのリスクが、生物学的手法により定量的に評価できることが明らかとなった。また、定量的手法により、内部被ばくが高くなる可能性のある患者を事前に予測することが出来る可能性も明らかとなった。その一方で、腫瘍核医学はリスクを大幅に上回るベネフィットを患者に与えることも明らかとなり、患者を看護する看護師等の被ばくも空間的・時間的な線量の分布を捉えることで、被ばくを避けるための対策が可能であり、腫瘍核医学の与える患者のベネフィットはリスクを大幅に上回ることが明らかであった。

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公開日: 2024-01-30  

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