研究課題/領域番号 |
20K08070
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
石川 洋一 東北大学, サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター, 助手 (60361200)
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研究分担者 |
岩田 錬 東北大学, サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター, 名誉教授 (60143038)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | PET診断プローブ |
研究成果の概要 |
11C-標識プローブのマイクロスケール合成法の開発を目指し、 先ず冷却装置により[11C]メチルトリフレートを濃縮捕捉し、加熱気化後Heガスで効率的(>85%)に回収し濃縮する方法を確立した。 この[11C]MeOTfを用いて[11C]PIBのマイクロスケール合成法を開発を行った。反応溶媒CHOと反応前駆体の添加法を種々検討し、11C-標識 プローブを0.5~4μLのスケールで99%以上の放射化学的収率で合成する方法を見出した。目的物は分析用HPLCカラムで迅速に精製できた。
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自由記述の分野 |
医歯薬学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
11C標識プローブ合成で最も頻繁に使用されている11Cヨウ化メチルを、より反応性の高く不可欠な11C標識メチルトリフレートに変換し数千倍に濃縮してマイクロ流路に導くことで、従来の合成法に比べ大幅にスケールダウンした気液マイクロフロー合成法を開発した。またその自動合成装置を試作した。このマイクロフロー合成法により、使用する前駆体量を1/100近くまで減らし、効率的で高品質な11標識プローブを再現性良く合成できるようになった。
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