本研究は、COX-2イメージング剤候補化合物として開発中のニメスリド誘導体の、一連の研究の次の段階として、新たに設計したパラ置換体2化合物を候補に加え、病態モデル動物を用いたin vivo評価を行うことで、COX-2イメージング剤としての有用性を評価した。 当該研究期間全体を通して、新たに設計した2つのニメスリド誘導体は、生体内での安定性に難があり、COX-2イメージング剤として適していないことを明らかにした。その一方で、以前から評価を継続している2つの誘導体は、病態モデル動物を用いた評価においても、COX-2イメージング剤として良好な挙動を示すことを明らかにした。
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