本研究では、[18F]-FDGを用いた全身PET撮像の画質基準を普及させるために、PET画像の画質を自動判定するシステムの開発、および数値ファントムを用いて米国核医学・分子イメージング学会が行っているPET画像自動評価システム(Phantom Analysis Toolkit; PAT)の特徴を調査した。 PATは撮像視野内(画像空間上)のファントムの設置位置に依存して解析結果が異なった。またPET画像の画質を自動判定するために必要な機械学習用の教師データを多数収集することができ、欧米諸国と整合性の取れた本邦の画質基準でPET画像の画質を自動判定できると考えられた。
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