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2022 年度 研究成果報告書

全身循環シミュレータを用いたCT angiographyにおける至適造影法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K08110
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関広島大学

研究代表者

檜垣 徹  広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 准教授 (80611334)

研究分担者 粟井 和夫  広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (30294573)
立神 史稔  広島大学, 病院(医), 講師 (90411355)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード造影シミュレーション / ヨード造影剤 / 造影プロトコル / 造影CT
研究成果の概要

本研究課題では,CT造影検査における造影剤注入プロトコルを最適化するためのソフトウェアの開発を行った。これまでに申請者が開発してきた単相注入による最適化法よりも,多相注入による最適化のほうがより高精度に造影曲線を制御可能であることが実証できた。このことにより,より適切で診断能に優れた造影効果を有する画像を得たり,投与する造影剤量を適正化できたりすることが期待される。また,造影プロトコル最適化法について様々な臨床検討を行い,臨床的な有用性を確認することができた。

自由記述の分野

医用画像工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来の造影剤プロトコル最適化では,すべての造影剤を等速で注入していたため,実質的には造影剤の投与量を調整するのみであった。本研究課題で新たに開発した最適化アルゴリズムでは,造影剤を複数のフェーズに分割して注入することから,投与量のみならず,経時的な注入速度変化も与えることが可能であり,より高精度に造影効果を制御することができる。
提案手法では,従来法よりも目標に近い造影効果を得ることが可能であり,診断能に優れたCT撮影が可能となることが期待される。また,同じ目標を達成するにあたり要した造影剤投与量は従来法よりも減量することが可能であり,より低侵襲な造影検査が実施できることが期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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