研究課題/領域番号 |
20K08114
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
尾田 済太郎 熊本大学, 病院, 准教授 (80571041)
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研究分担者 |
木藤 雅文 熊本大学, 病院, 助教 (40744909)
高潮 征爾 熊本大学, 病院, 助教 (50573599)
辻田 賢一 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (60571263)
中浦 猛 熊本大学, 病院, 准教授 (90437913)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 心アミロドーシス |
研究実績の概要 |
2023年度はCT-ECVと心アミロイドーシスの病勢指標として診療と用いられているBNP、トロポニンT、心エコー所見(拡張期中隔厚、拡張能指標(E/e')、左室駆出率、長軸ストレイン)との関連性について症例を蓄積して追加検証を行った。心アミロイドーシスの病勢指標とCT-ECVとの相関の結果は以下の通りである。 BNP:r=0.25、トロポニンT:r=0.52、拡張期中隔厚:r=0.35、E/e'=0.21、左室駆出率:r=-0.46、長軸ストレイン:r=0.52。 CT-ECVは臨床指標で特に重要なトロポニンT、左室駆出率、長軸ストレインと有意な相関があり、重症度評価、病勢モニター、治療効果評価におけるImaging biomarkerとなりうる可能性がある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
概ね計画通りの進捗である。
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今後の研究の推進方策 |
新規薬剤療法が導入された心アミロイドーシス患者において、治療前と治療後のCT-ECVの 経時的変化を調査し、治療モニターとしてのCT-ECVの活用の可能性について検討する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
ソフトウェアなど既存のものを使用可能なものがあり、物品購入費が想定よりも削減できたため。
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