研究課題
本年度は、新生児仔豚を用いて、低酸素虚血後の心臓と肺への水素ガス吸入の障害軽減効果を調べた。右心拍出量増加と肺好中球増加を水素ガスでは認めたが、これらは肺血管抵抗低下に伴う肺血流増加を反映した結果であることが推察された。また、早産児ラットモデルについては、水素ガスボックスの作成を行い、コントロール群の肺の還流後、肺の広がりが保持できているかを確認し、現在の還流固定方法で肺の広がりは良いことを確認した。