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2022 年度 研究成果報告書

骨石灰化におけるピロリン酸濃度とその調節機構の解明―網羅的代謝物遺伝子発現解析―

研究課題

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研究課題/領域番号 20K08256
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

窪田 拓生  大阪大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (40629135)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード骨代謝 / リン酸 / 間葉系幹細胞 / 非古典的Wntシグナル
研究成果の概要

リン酸は、骨形成に不可欠なミネラルである。しかし、リン酸が骨形成分化を促進する機構は十分には理解されていない。リン酸濃度に差を認めたβ-グリセロリン酸もしくは無機リン酸を含む培地を用いてヒト骨髄由来間葉系幹細胞を骨芽細胞へ分化誘導した。本研究では、リン酸は間葉系幹細胞から骨芽細胞への分化初期にWNT5b、WNT11、リン酸化c-Junの発現を上昇させ、非古典的Wntシグナル経路を活性化し、骨形成分化を促進することが明らかとなった。

自由記述の分野

小児科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

骨の正常な発達・恒常性維持は人間の健康にとって重要であり、骨形成を担う骨芽細胞分化のメカニズムを探ることは、骨形成の生理や代謝性骨疾患の病態の研究に不可欠である。我々は、本研究でリン酸によって誘導される骨芽細胞分化の初期段階における非古典的Wntシグナル伝達経路の活性化の関与について示した。これらの知見は、骨形成分化におけるリン酸と非古典的Wntシグナル伝達経路の関連について新たな視点を提供する。

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公開日: 2024-01-30  

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