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2023 年度 研究成果報告書

概日リズム関連遺伝子の自閉症、神経発達への影響について

研究課題

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研究課題/領域番号 20K08265
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関自治医科大学

研究代表者

松本 歩  自治医科大学, 医学部, 准教授 (20458318)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード概日リズム / 自閉スペクトラム症 / 発達障害 / 知的障害 / Timeless
研究成果の概要

概日リズム遺伝子の自閉スペクトラム症への影響、およびその機序を明らかにするためにTimeless K.O.マウスを用いて行動解析を行った。その結果、社会性の低下等が示唆されASDと合致していた。また、脳の活動性の違いをみた解析では、 Timeless K.O.マウスとWTでは違いが検出され現在投稿準備中である。TimelessがASD、特に社会性の低下に関わっている可能性が示唆され、ASDの発症機序として新しい知見が得られた。
また、ASDを含め発達障害、知的障害患者38例においてエクソーム解析を実施し、12例で診断に至った。GAP43やCACNA1Hは機能解を追加し投稿準備中である。

自由記述の分野

小児神経

研究成果の学術的意義や社会的意義

Timelessはこれまでヒト、マウスにおける概日リズム、ASDのエビデンスが乏しかったが、マウスでの行動解析および脳での活動性をみることでASDとの関連を明らかにした。ASD、概日リズムの病態解明につなげることができた。また、Timeless K.O.マウスは今後内服の治療効果判定に用いることも可能となり、今後の発展、社会的な意義は非常に大きい。エクソーム解析においても多数の診断や、GAP43など疾患報告のない遺伝子について疾患との関連を見出すことができ、患者さんや社会にとって非常に大きな意義があったと考えている。今後、解析を継続することでより詳細な病態解明につなげていきたい。

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公開日: 2025-01-30  

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