研究課題/領域番号 |
20K08279
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
佐藤 裕樹 新潟大学, 医歯学系, 助教 (50644556)
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研究分担者 |
寺井 崇二 新潟大学, 医歯学系, 教授 (00332809)
上村 顕也 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (00579146)
浜本 義彦 山口大学, 大学院創成科学研究科, 教授 (90198820)
横道 洋司 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (20596879)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 慢性偽性腸閉塞 / 過敏性腸症候群 / Achalasia / 高解像度食道内圧計 / 食道憩室 |
研究実績の概要 |
慢性偽性腸閉塞症(CIPO)は難治性の消化管運動異常症である。希少疾患であり組織学的評価を行える症例が限られることから消化管運動生理の理解が必要不可欠である。高解像度食道内圧計(HRM)による食道運動機能の評価をCIPO患者で行い、病理組織像や症状との関連を探索した。重篤な症状の症例は食道運動異常症の合併を認めた。これら症例はきっかけとなるイベントを有し急性に疾患発症していた。したがってCIPOは様々な病態の症候群であること、そして、HRMはCIPOの病態診断に有用である可能性が示唆された(Dig Dis Sci 2020)。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID-19感染拡大の影響もあり患者リクルートが遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
引き続きシネMRIによる小腸運動生理の解析法の確立を目指す。また、慢性偽性腸閉塞・機能性消化管疾患の病態の違いを自律神経の働きなどにも注目しながら解析していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
引き続き、慢性偽性腸閉塞症患者・過敏性腸症候群の患者のシネMRI撮影ならびにコンピュータ解析を行い、小腸運動の病態生理、疾患病態解明を進める。
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