研究課題/領域番号 |
20K08304
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
藤井 俊光 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教 (30547451)
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研究分担者 |
永石 宇司 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 寄附講座准教授 (60447464)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 免疫学 / 腸管免疫 / 消化器病学 / 炎症性腸疾患 |
研究成果の概要 |
本研究は申請者がこれまで見出してきた「NK細胞による病原性T細胞の制御機構」という独自の概念を基盤として、NK細胞サブセットによる細胞傷害活性を解明しつつ、その機能不全によって誘導される免疫異常からクローン病に対する新規治療標的を抽出することを目指している。その結果、当該研究期間に得られた成果から、生理的条件下でNK細胞クローンの免疫学的解析が可能であること、そしてT細胞に影響を与えるNK細胞サブセットの免疫学的機能を通じ、クローン病の新規治療標的分子の抽出が可能であることが示唆された。今後、クローン病に対する新規治療法開発の基盤に繋がると期待する。
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自由記述の分野 |
消化器内科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
炎症性腸疾患(IBD)の新規治療法開発を困難にしている理由は、腸管の免疫調節機構が未だ不明確なことにある。本研究の意義は腸管の粘膜免疫応答に関する研究を独自に展開してきた申請者らが、NK細胞サブセットの免疫学的機能解析法、および培養技術をといった、これまでの技術と知見を統合しつつ腸管特有の免疫調節機構を繙くことで、これまで理解されていなかった「NK細胞サブセットによるエフェクターT細胞の抑制機能」の解明に向けた技術基盤を樹立するという免疫学的貢献ばかりでなく、IBDにおける腸管粘膜傷害に対するその特異的な免疫調節異常を標的とした新規治療法の開発基盤の創出に発展するものと期待できる。
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