2022年度にマウスモデルについては前年度DSSを利用したマウスで完成しており、そこからプロテオーム解析で、サルコペニア、肝性脳症、肝不全と関与する有用な因子の結果を特定でき、基盤が達成できた。 2023年の延長については、基礎の成果から臨床との関連を調査すべく、これまでの成果を学会発表、論文投稿などに当初の予定通り示した。 その中で研究結果より肝臓リハビリテーションとも連携した。消化器病棟には入院患者のCTで腰椎L3領域の筋面積を測定できるソフトやインピーダンスによる筋量や脂肪量を測定できる体組成計が導入されており、人においての検証を行い、EVもしくはエクソソームからタンパク解析(プロテオーム解析)やmiRNA解析を行い、当研究室で教室における肝再生研究の成果を組み込み、これらの情報をin silicoで解析し、標的タンパク、miRNAを絞り込んで、解析を組み合わせることで新規バイオマーカーの創出を目指している。
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