研究課題/領域番号 |
20K08344
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 大阪医科薬科大学 |
研究代表者 |
樋口 和秀 大阪医科薬科大学, 医学部, 名誉教授 (20218697)
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研究分担者 |
朝日 通雄 大阪医科薬科大学, 医学部, 教授 (10397614)
三善 英知 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20322183)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 糖転移酵素 / O-GlcNAc修飾 / コアフコース修飾 / 糖尿病合併癌 |
研究成果の概要 |
糖尿病で亢進する糖鎖修飾であるO-GlcNAc修飾やコアフコース修飾が癌の増殖や転移へ与える影響について検討した。癌周囲環境のO-GlcNAc修飾の亢進が癌の転移を促進し、コアフコース修飾の亢進が癌の増殖を促進することが明らかになった。糖尿病が癌の予後増悪の一因となっているが、これらの糖鎖修飾の亢進が関与していることが予想されるため、糖尿病患者に合併した癌治療のターゲットとなる可能性が示唆された。
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自由記述の分野 |
消化器内科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖鎖修飾であるO-GlcNAc修飾やコアフコース修飾は糖尿病で亢進することが知られている。糖尿病は、独立した癌のリスクや予後増悪因子であるが、O-GlcNAc修飾やコアフコース修飾の亢進がそのメカニズムの一端を担っていると考えられる。糖尿病担癌患者の治療戦略の一つとして、O-GlcNAc修飾やコアフコース修飾を標的とした糖鎖改変治療が有望である可能性が示唆された。
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