研究課題/領域番号 |
20K08400
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
山田 好久 岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (50523916)
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研究分担者 |
三上 敦 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 特任教授 (60271524)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 心筋梗塞後心不全 / Muse細胞 / 心筋梗塞サイズ / 血管新生 / 不整脈 |
研究成果の概要 |
NIBS系ミニブタ(約15Kg)を全身麻酔下で左冠動脈中部を30分結紮、再還流し急性心筋梗塞を作成した。術後翌日に対照群(n=10)には生理的食塩水を、細胞移植群(n=10)にはGFP標識したヒトMuse細胞を経静脈的に約1000万個移植した。再還流2週間後に血液検査、心臓超音波検査等施行した。マッソントリクローム染色し心筋梗塞サイズ、CD31免疫染色で血管新生、またトロポニンI免疫染色で心筋への生着、分化を確認した。その結果、Muse細胞投与群で対照群と比較し心機能は良好に保たれ、組織の線維化は軽減されていた。また、Muse細胞の心筋細胞や血管への分化を確認した。
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自由記述の分野 |
Cardiovascular regenerative medicine
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果を論文で報告した。PloS One. 2022 Mar 24;17(3):e0265347. ブタ心筋梗塞モデルでのMuse細胞治療はヒトへの応用の橋渡し的意義があり、今後の臨床応用への足掛かりとなり得る。但し、これまでの動物実験結果からは実際に投与されたヒトMuse細胞がブタ心筋にどの程度集積、分化したかは不明であった。その生着細胞数と有効な投与細胞数を検討するため、GFP標識ヒトMuse細胞移植でブタ心臓への生着細胞数と心機能改善への効果を検証することが求められる。
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