研究課題
令和2年度は、多施設共同レジストリー West Tokyo Heart Failure (WET-HF) Registry 2 (参加施設:慶應義塾大学病院、榊原記念病院、杏林大学病院、済生会中央病院、聖路加国際病院、埼玉医科大学国際医療センター、東京医療センター、防衛医科大学病院など)を再構築して、本研究に関連する評価項目を追加した。慶應義塾大学病院、杏林大学病院、防衛医科大学病院での、質問票情報取得が開始されており順調に経過している。今後データ取得施設の拡充を予定している。解析・論文作成を開始しており、心不全症例が疾患の病みの軌跡・自身の予後を十分に理解していないこと、医療者とのコミュニケーションをより望んでいる実態を明らかにして学会発表(日本心不全学会シンポジウム 2020年)、J Cardiac Failureに論文掲載された (Prognostic Understanding and Preference for the Communication Process with Physicians in Hospitalized Heart Failure Patients)。
2: おおむね順調に進展している
データベース再構築、データ収集は予定通り、開始出来ている。学会発表、論文掲載も順調に行われている。
次年度もWET-HF2 Registryによる症例登録を継続する。新型コロナウイルスの蔓延により、webを用いた合同会議を行っているが、意見交換は順調に進められている (次回 5月20日)。前年度まで蓄積したデータを踏まえて、解析・論文作成を継続する。引き続きデータ収集を進めていき、ACPに関する患者視点の実態、その規定因子を明らかにすることを次年度の目標とする。最終的には、現場への情報還元による、緩和ケアの質の改善を目指す。
新型コロナ感染に伴い、会議/出張に伴う費用負担が軽減されている。今後、論文投稿やデータ入力に伴う費用が増加することが想定されており、有効に活用する。
すべて 2021 2020
すべて 雑誌論文 (10件) 学会発表 (17件) (うち招待講演 4件)
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