研究課題/領域番号 |
20K08411
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
皿井 正義 藤田医科大学, 大学病院, 教授 (10298531)
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研究分担者 |
谷澤 貞子 藤田医科大学, 医学部, 客員教授 (30308902)
河合 秀樹 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (30778361)
外山 宏 藤田医科大学, 医学部, 教授 (90247643)
市原 隆 藤田医科大学, 医学部, 教授 (90527748)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | BMIPP / 心筋脂肪酸代謝 / ダイナミック・スキャン / 傷害心筋 |
研究実績の概要 |
<対象・方法>対象は心疾患を疑われた9例。方法については、定量的心筋脂肪酸代謝値の算出について説明する。動脈血中と心筋細胞内のI-123BMIPPの濃度をそれぞれCa(t)、Cmyo(t)とする。I-123BMIPPの動脈血中から心筋細胞への移行定数をK1、心筋細胞から血中への移行定数をk2とすると、心筋部での濃度変化を表すことができる。K1、k2はグラフプロット法(Yokoi T, et al. J Nucl Med 1993;34:498-505)で解くことができる。この時、K1、k2は回帰直積: y=K1-k2の傾きk2、切片K1(ml/min/g)から求まる。ここで、脂肪酸摂取率:Fatty Acid Extraction Fraction(FAEF)とすると、脂肪酸摂取率=MBF・FAEF・(動脈血中の脂肪酸濃度)、FAEFは上記から算出したK1、MBFから求める。<結果>BMIPPで視覚的に正常または集積低下と判定されたそれぞれの領域内でもFAEFはかなりばらつきを認めた。心臓CTから求められたMBFとFAEFは同様の傾向を示した。<結語>心筋脂肪酸摂取率は視覚的なBMIPPの集積よりも実際の心筋血流量と同様の傾向を示した。
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