研究課題/領域番号 |
20K08432
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
金澤 英明 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (40338033)
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研究分担者 |
柴 祐司 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (70613503)
遠山 周吾 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (90528192)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 心筋再生医療 / iPS / 心不全 |
研究成果の概要 |
本研究では、カテーテルを用いてヒトiPS由来心筋球を冠動脈内に投与し、新しい心筋再生療法の検討、開発、重症心不全へのiPS細胞を用いた再生医療を具現化することを目的とした。日常臨床で使用しているカテーテル技術を用いて、カニクイザルへのiPS由来心筋細胞の投与が可能であったが、より大きいサイズの心筋球を、高容量に投与した場合、細胞の生着は確認できたものの、同時に左室前壁中隔に広範囲の梗塞巣が認められた。以上の結果から、今回の検討では、心筋球の冠動脈投与による心筋再生医療は、非現実的である可能性が示唆された。
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自由記述の分野 |
循環器内科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
iPS由来心筋細胞を用いた心筋再生医療の具現化は、学術的にも社会的にも期待されている領域であり、より現実的で低侵襲な方法が求められている。今回検討した経カテーテル的な細胞投与は、低侵襲かつ実現可能な移植方法として有望であるが、iPS由来心筋細胞の移植方法としての最適化が得られず、引き続き、効果的な移植方法を模索していくことが検討される。
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