マウスより採取した好中球を刺激して好中球細胞外トラップ、あるいはシトルリン化を誘導した好中球による単球接着を評価するタイミングを検討するために、動脈硬化症モデルマウスであるLDL受容体欠損(LDLR-/-)マウスに高脂肪食を摂取させたときの単球接着を生体内蛍光顕微鏡で観察した。高脂肪食を8週間摂取させたのちにFITCラベルされた抗CCR2抗体を投与し、単球接着の観察が可能かどうか、またそのときの接着数を大腿動脈で検討した。その結果、これらのマウスではCCR2陽性単球の接着現象は観察されなかった。
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