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2023 年度 研究成果報告書

心臓突然死、心不全における新規発生機序解明とその分子機能解析

研究課題

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研究課題/領域番号 20K08466
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関東京大学

研究代表者

荷見 映理子  東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (70599547)

研究分担者 藤生 克仁  東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (30422306)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードS100A8 / 肥満 / 糖尿病 / マクロファージ / 慢性炎症 / 突然死 / 心室細動 / 脂肪組織
研究成果の概要

近年の研究で、心臓組織における慢性炎症や線維化が不整脈の発症原因であることが明らかになってきた。特に心臓周囲の脂肪組織の炎症や全身の炎症が不整脈の発生要因である可能性を示す知見が報告されてきている。また、S100A8は脂肪以外にも心臓血管・腎臓・肺・肝臓にも発現し、各臓器への炎症を惹起することが我々の行った研究であきらかとなっており、これらの結果を基に、本研究ではS100A8シグナルを介して心血管に生ずる慢性炎症や各臓器での炎症がお相互に関連し、心房細動や心室細動などの不整脈に寄与する可能性について検討する。

自由記述の分野

循環器内科、予防医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年の臨床研究において、肥満が心不全発症や、心房細動といった不整脈発症に関連していると報告がされており、基礎研究では局所臓器での炎症が心不全や心房細動発症の原因となっていることも報告されるようになってきている。しかし、いまだ詳細な機序や多臓器との相関については明らかとなっていない。そこで、S100A8のシグナルを介した、心臓への影響を解明することで、心不全や不整脈の発症機序解明に非常に有用である。このような研究の報告は今までになく、特にS100A8が上昇する肥満と心疾患に関連を解析する本研究は新規性が高く、将来的に不整脈領域における新規治療法や創薬が実現すれば、社会的意義は非常に高い。

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公開日: 2025-01-30  

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