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2023 年度 実施状況報告書

心筋の拡張障害に対する脱細胞化細胞外マトリックスによる物理特性の影響の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20K08468
研究機関三重大学

研究代表者

森脇 啓至  三重大学, 医学部附属病院, 助教 (50780003)

研究分担者 吉田 恭子 (今中恭子)  三重大学, 医学系研究科, 教授 (00242967)
白石 俊彦  横浜国立大学, 大学院環境情報研究院, 准教授 (30361877)
土肥 薫  三重大学, 医学系研究科, 教授 (50422837)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
キーワード心筋組織stiffness / scaffold / 心筋拡張能
研究実績の概要

心臓の拡張能を規定する心筋組織stiffnessは、臨床的には、心エコー、コンダクタンスカテーテルにより近似された左室chamber stiffnessとして測定される。一般的に、間質のコラーゲン量がchamber stiffnessを規定すると考えられているが、他の細胞外マトリックス分子、心筋細胞自体の硬さに加え、左室立体構造の形状、後負荷や前負荷など様々な因子が測定値に大きく影響され、それぞれを切り離して検討することが必要である。そこで、本研究は、心筋組織のstiffness、特に間質マトリックスの物理特性を直接測定し、その変化がchamber stiffnessにどのように影響するかを検証する。そのために、マウス(またはラット)で心エコー、コンダクタンスカテーテルによって心形態、心機能、chamber stiffnessを評価した後、心筋の脱細胞化細胞外マトリックス(scaffold)作成してその物理特性を測定して比較する研究である。
昨年までは高血圧マウスモデルを作成して健常マウスとの比較をおこなってきた。実験系は確立できつつあったが、心機能が保存された心不全(HFpEF)モデルとしての妥当性を検討した結果、Dahlラットを用いた実験へ変更することにした。マウス同様に心エコー所見、コンダクタンスカテーテル検査による血行動態の評価を行い、手技を確立するところままでできた。物理的特性を測定する装置についても、ラットへの変更を行っており、近日確立できる予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

実験モデルの変更に伴い、実験系を再度構築し直しているため

今後の研究の推進方策

物理特性を安定して測定できるようになれば、比較実験をすすめていく予定である。

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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