研究課題/領域番号 |
20K08614
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53040:腎臓内科学関連
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
岡田 浩一 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (60233342)
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研究分担者 |
井上 勉 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (30406475)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 慢性腎臓病 / 急性腎障害 / 腎線維化 |
研究成果の概要 |
虚血や尿路閉塞などによるAKIでは、尿細管上皮細胞への障害から細胞周期停止細胞が出現し、線維化促進形質を獲得して腎線維化を発症・進展させる可能性がある。このG2/M期休止細胞は尿細管障害により誘導され、その障害程度に応じて数や残存期間が増加していた。この細胞を標的とした線維化促進性形質の抑制は、抗CKD治療への発展が期待できる。
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自由記述の分野 |
腎臓病学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性腎臓病(CKD)の原因となる病変は腎線維化であり、その発症・進展メカニズムの一つは急性腎障害(AKI)の反復とされている。我々はAKIモデルマウスの腎尿細管上皮細胞の一部に細胞周期停止細胞が出現し、線維化促進性の形質を獲得している可能性を示唆するデータを得た。この細胞の線維化促進性の形質を抑制する治療を開発することで、AKI後のCKDの発症・進展に対する治療に結び付けることが期待できる。
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