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2022 年度 研究成果報告書

急性腎障害が惹起する骨ミネラル代謝異常:疾患概念の確立と病態解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K08618
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53040:腎臓内科学関連
研究機関東海大学

研究代表者

駒場 大峰  東海大学, 医学部, 准教授 (60437481)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード急性腎障害 / 骨ミネラル代謝異常
研究成果の概要

急性腎障害(AKI)はミネラル代謝に影響を及ぼすことが知られているが,その詳細は未だ明らかではない。われわれはラット腎虚血再灌流障害モデルを用いて,急性腎障害後にミネラル代謝の変化とともに類骨形成が一過性に著しく促進されること,さらにこの変化がAKI後のPTH上昇によって説明できることを見出した。また, AKI後の骨ミネラル代謝の変化はリン負荷によって顕著となり,尿細管腔内の石灰化を助長することにより腎障害の回復遅延につながることを見出した。

自由記述の分野

腎臓内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回の検討結果より,急性腎障害(AKI)がミネラル代謝の変化のみならず,骨病変や腎障害の回復過程に大きな影響を及ぼすことが明らかとなった。実臨床ではAKI発症後に腎機能が改善せずそのまま腎不全に至る場合が多く,合併症により死亡することも稀ではない。本研究成果は,骨ミネラル代謝への介入がAKI発症後の予後改善につながる可能性を示すものであり,新たな治療薬の開発につながると期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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