研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではRDEBにおける線維化の治療ターゲットとしてLatent TGF-βの活性化抑制に着目し,MMP, インテグリン,トロンボスポンディン,ROSがRDEBFにおけるTGF-βシグナルを活性化させること,これらの阻害によりTGF-βシグナルおよび線維化関連蛋白の発現を抑制できると考えられ,RDEB線維化の新規治療法の発展につながる.さらにRDEBFをとりまく細胞外マトリックスは,癌の上皮間葉転換や浸潤・転移とも密接に関連しているため,この新規治療法が確立されれば,線維化のみならず,RDEBの最も重篤な合併症であるcSCCの進展を抑制できると考えられる.
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