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2022 年度 研究成果報告書

白斑発症における色素細胞の酸化ストレス感受性に関わる分子の同定と解析

研究課題

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研究課題/領域番号 20K08657
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関岐阜薬科大学

研究代表者

井上 紳太郎  岐阜薬科大学, 薬学部, 特任教授 (00793853)

研究分担者 水谷 有紀子  岐阜薬科大学, 薬学部, 特任准教授 (30396296)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード白斑 / ケラチノサイト / GPNMB / 酸化ストレス / 分化 / 細胞接着 / 発がん
研究成果の概要

尋常性白斑(VL、Vitiligo)の発症と病態維持には、酸化ストレス(OS)などの環境要因が関与する。申請者らは、VL病変部基底層ケラチノサイト(KC)において膜タンパク質GPNMBの発現が消失し、VLと関連する炎症性サイトカインであるIFN-γがGPNMBの発現を下方制御することを報告している。本研究では、GPNMBのKCでの生理的役割、VL発症や病態維持への関与について検討し、GPNMBがKCにおいてOS抵抗性分子として寄与すること、さらに、分化・角層成熟化、細胞接着、および発癌関連遺伝子の発現制御に関わることを示し、メラノサイトの浮遊化や発癌リスクの低減に寄与する可能性を明らかにした。

自由記述の分野

皮膚科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

皮膚の色素細胞が消失し白斑形成が起きる後天性の自己免疫疾患、尋常性白斑の発症と病態維持には、酸化ストレスなどの環境要因も重要である。病変部の表皮細胞ではインターフェロンγの関与により膜タンパク質GPNMBの発現が消失する。本研究では、GPNMBの生理的役割と白斑発症や病態維持への関与を検討し、GPNMBが表皮細胞の酸化ストレス抵抗性、分化・角層成熟、細胞接着、発癌関連遺伝子の発現制御等に関わることを示した。これらの結果から、GPNMBが白斑での色素細胞の浮遊化や発癌リスクの低減に関与することが示唆される。

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公開日: 2024-01-30  

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