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2022 年度 研究成果報告書

ヒトiPS細胞由来メラノサイトでの白斑治療・悪性黒色腫解明・美白物質の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20K08660
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関東北医科薬科大学

研究代表者

川上 民裕  東北医科薬科大学, 医学部, 教授 (20297659)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードメラノサイト / 白斑 / 悪性黒色腫
研究成果の概要

非分節型(汎発型)白斑患者の非白斑皮膚におけるメラノサイトを検証した。白斑患者の非白斑皮膚から皮膚メラノサイトを単離し培養することを試みた。しかし徐々に成長が鈍くなり、充分な細胞数の獲得に繋がらない。そこで培養液にRho関連タンパク質キナーゼ(ROCK)阻害薬を添加すると、primary human skin melanocytesの樹立が成功できた。この melanocytesは、小眼球症関連転写因子(MITF)発現低下、E-cadherinなどのメラノサイト関連細胞接着因子発現低下を発見した。非分節型(汎発型)白斑患者の非白斑皮膚から獲得したメラノサイトは、正常ではないことが確認された。

自由記述の分野

皮膚科

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、ヒトiPS細胞由来メラノサイトを使用して、白斑・悪性黒色腫など関連疾患を検討することである。ヒトiPS細胞をadvanced iDMMで培養することで、2週間で成熟ヒトメラノサイトが完成できる。この細胞を使用することで、白斑におけるメラノサイトの脆弱性や悪性黒色腫におけるメラノサイトの発癌性を解明できる。また、白斑治療では、欠損や機能不全になったメラノサイト病変部へ大量の良質メラノサイトを供給できる、悪性黒色腫治療では、患者本人からヒトiPS細胞由来メラノサイトを作成し、試験管レベルでどの免疫チェックポイント阻害薬がどの段階で有効かが把握でき、より適切な治療が確立できる。

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公開日: 2024-01-30  

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