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2022 年度 研究成果報告書

表皮細胞由来VII型コラーゲンの毛包構造維持に果たす役割の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K08665
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関弘前大学

研究代表者

松崎 康司  弘前大学, 医学部附属病院, 講師 (50322946)

研究分担者 澤村 大輔  弘前大学, 医学研究科, 教授 (60196334)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードtype VII collagen / keratinocyte
研究成果の概要

表皮細胞でのみNC2領域をKOしたNC2-cKOマウスは、生後20週あたりから脱毛、白毛化が出現し、生後30週あたりでは全脱毛状態になることを確認した。NC2-cKOマウス背部皮膚では、正常な毛包は見られなかった。また、脂腺はコントロールと比較し数が減少していた。真皮はやや肥厚しているが、皮下脂肪組織はほぼ消失していた。まず、C57BL/6マウスより脂肪組織を採取、間葉系幹細胞を培養、増殖に成功した。NC2-cKOマウス脱毛部背部皮膚を免疫不全マウスに移植、皮膚生着後、間葉系幹細胞を植皮片周囲に週1回皮下注射した。経時的に臨床症状を確認したが、明らかな脱毛抑制効果は認められなかった。

自由記述の分野

dermatology

研究成果の学術的意義や社会的意義

COLVIIが互いに結合し最終的に三重らせん構造を呈するためには、NC2領域での結合が重要である。COLVIIが関わる脱毛を解析することは毛髪老化現象による壮年性脱毛、頭髪の白毛化の発生機序解明につながると考える。本研究は、COLVII欠損の表皮水疱症患者へ新規COLVIIを提供する基盤となる研究課題であり、また脱毛・白毛化の改善という一般社会にも研究成果が波及することが期待できる創造性をもった研究である。

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公開日: 2024-01-30  

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