活動性のある白斑症例より得られた病変皮膚より、解析に十分量のCD8T細胞を含む浸潤リンパ球を単離することに成功した。この単離した生細胞を用い単細胞RNAシークエンスを施行、T細胞受容体の特徴的なレパトアおよびCDR3領域の配列を同定することに成功した。この分画がIFN-γやグランザイムBなどの細胞障害分子を強く発現しており、自己免疫性白斑の病態関連細胞障害性T細胞を同定した可能性が高い。さらに、その分画がメラノサイト抗原を認識するか明らかにするため、同様にHLA-A*0201/0206を有する症例の白斑皮膚よりCD8T細胞を単離し、gp100およびチロジナーゼペンタマーを用いてこれら蛋白を認識する分画の同定に成功した。
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